高額書籍を自費出版して国会図書館に売りつけるビジネス

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ギリシャ文字などを無作為に打ち込んだ1冊6万4800円(税込み)のシリーズ本が、国立国会図書館に78巻納本された。納本された本の定価の一部などを発行者に支払う仕組みがあるため、すでに42冊分の136万円余が発行者側に支払われている。納本は法律で義務づけられているが、ネットでは疑問の声が上がり、同館も支払いが適正だったのか調査を始めた。 

 

支払う前に1冊6万4800円が高いと思わなかったのかが疑問。内容のチェックをしないのだろうか? こんなザルみたいなチェックだと、同じようにして詐欺まがいのことをしている人が多数いることが想像できる。

 

 同館は納本された本の定価の5割と送料を「代償金」として発行者に支払うことが国立国会図書館法などで定められている。2014年度は、約15万点に対し約3億9千万円の代償金を支払った。「亞書」は目録作成中のため館内での閲覧はまだできないが、同館のホームページの蔵書リストに載ると、ネットで「代償金目当てでは」と炎上。りすの書房は10月26日以降、アマゾンでの販売を取りやめている。

 

隙間をついた犯罪というかなんというか。いろいろなことを考える人がいるのだなーと感心してしまいます。年間数十万円は稼げる闇の商売として、裏の世界では一般的なことなんですかね。結局我々の税金が不正に支払われているわけで、到底許せる行為ではありません。

 

 同社は2013年3月に設立され、代表取締役の男性(26)が1人で運営。男性は朝日新聞の取材に対し「自分が即興的にパソコンでギリシャ文字を打ったもので、意味はない。本そのものが立体作品としての美術品とか工芸品。長年温めてきた構想だった」と説明。題名も「ひらめいて付けた。意味はない」。著者のアレクサンドル・ミャスコフスキーは「架空の人物で、作品のイメージとして記載した」と話した。 

 

どんな作品を作ろうが、その人の自由。ただ、値付けに問題がある。1冊6万円が78巻もあるなんて、販売目的の書籍とは到底考えられず、代償金目的と思われて当然でしょう。

過去を遡って不正な書籍を摘発して欲しいものです。

 

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