国立大学の授業料が大幅値上げ

irorio.jp

財務省は「国立大の入学者には富裕家庭の子どもも多い」として、私立大の授業料(平均86万円)近くに値上げをするべきだと提案した。

また、親が低所得で優秀な学生については、奨学金制度を充実させるなど「学ぶ意欲」を重視した改革を行うべきだと述べている。

 

上の記事は5ヶ月ほど前のもの。

下の記事は本日の記事(赤旗)。

 

国立大授業料 40万円値上げ/財務省方針 小中教職員3.7万人削減も

 財務省は26日、国立大学に対する運営費交付金を削減し、授業料の大幅値上げを求める方針を打ち出しました。減額分を授業料でまかなうと、現在53万円の授業料が16年後に93万円にもなり、憲法26条が求める「教育を受ける権利保障」を投げ捨てる暴挙です。

 小中学校の教職員数を9年間で約3万7000人も減らすことを提起し、国民が求める少人数学級の実現に背を向けています。 

 

少子化問題に抜本的な対策も打てないまま、教育に対する費用を削っていく。日本は衰退していくんだなと、こういう記事を見ていると思えてしまいます。

 

私はお役所に務める人をまず第一に減らすべきだと思っています。

国家公務員を減らすべきだと思いますが、教育に関する人たちは、なるべく最後まで減らさず耐えるべきだと考えます。

国家の繁栄、人間の未来は、教育が根本だと思うからです(若干大げさですかね)。

 

冷静に考えれば、日本は、未来に対しての借金を増やし続けている国ですからね。なんらかの身を切ることは必要だと思いますよ。ただ、教育は最後だろってなんとなく思うんですけどね。

 

大学なんて行く必要ない、という国民のコンセンサスを作り上げるほうが良いのかもしれません。国家に関わりを持たない私塾のような形のものが増えることが望ましい気がします。しかしまあ、科学研究、工学研究、医学なんかはどうしても設備が必要だし、大学や研究施設でないとできないことも多いんで、なかなか難しいですね。

 

日本よりも物価の安い海外の大学へ行く人や、国外へ移住してしまう人が増えないといいですが・・・。