ハロウィーン市場がバレンタイ市場を上回る

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 平成27年のハロウィーンの市場規模が前年比11%増の約1220億円と推定されることが、一般社団法人日本記念日協会への取材で分かった。市場はこの4年で倍増し、バレンタインデーと肩を並べる規模にまで成長。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及に後押しされ、街おこしイベントの目玉となりつつある。

 同協会によると、23年に約560億円だったハロウィーン市場は昨年は約1100億円に。大雪で規模が縮小した同年のバレンタイン市場(約1080億円)を上回った。

 

バレンタイン市場を上回ったというのは、私には現代を象徴している記事に見えます。バレンタインという女性が男性にチョコレートをあげるというイベントは、時代に合っていないように思えるのです。

 

一方で、ハロウィーンは仮装行列を楽しむという季節のお祭り的なゆるい感じがして現代的だと思います。

 

オレンジ色のかぼちゃが書かれていればハロウィーンぽくて雰囲気が出る、かぼちゃがカワイイ、といった程度のゆるーいノリでみんなが支持しているように思います。

 

仮装パレードに参加しなくても、ハロウィーン祭り開催中!とか書かれているだけで、ちょっと行ってみようかなと思える新鮮さがあります。

 

もともとはヨーロッパの文化で、秋の収穫のお祝いと、悪霊を追い出す儀式的な行事だったようですが、日本では商業的なイベントですね。

 

伝統的なお祭りも良いですが、こういった新しいお祭り、新しいイベントもいいと思います。近年まれに見る新しい市場をうまく作り上げた成功例ではないでしょうか。