シャープは液晶と心中するつもりでしょうか。

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シャープは9月末で3234人が会社を去った。2012年12月にも約3千人が辞めたが、1年以内に仕事が見つからなかった人は2割弱に上る。今回の平均年齢は12年の時より高く、再就職には高い壁がある。

 シャープは主力の液晶事業が数年前から不調で、希望退職を2回実施した。12年に辞めた人のうち大半は、シャープが指定する再就職の支援会社に登録。そ のうち1年以内に仕事が見つかったのは8割強だった。数百人は1年以上「無職」だったことになる。今年8月末では5%弱が再就職できておらず、いまも 100人前後の人が仕事を失ったままとみられる。 

 

あのシャープが、と感慨深く思う人が多いでしょう。面白い商品をいくつも作ってきたシャープが、液晶に注力して失敗して、未だ不調。大きい船は舵取りが難しいんですかね。Zaurusとか面白い製品だったのにな。目の付け所がシャープでしょ。

 

東芝の不祥事然り、昭和に拡大した大手家電メーカーが振るいません。家電業界は厳しいですね。ただ、状況は悪いですが、それでも、どの企業も頑張って踏ん張っているように見えます。

 

他の国であればとっくに潰れているような大企業も、なんとか踏ん張っているように見えます。愛社精神というか帰属意識というのか、潰れそうになっても辞めない人が多いのでは?いいか悪いかは置いといて、そういう国民性なのだと思います。

 

潰れるときはもろとも自分も一緒に、という連帯感というか一体感。良い面もあれば悪い面もありますね。シャープは液晶と心中するつもりでしょうか。

優秀な人材が花開くことのなく、大企業の中で埋もれてしまう現状は残念に思います。

 

下の記事を読むとわかりますが、シャープって会社の売上も従業員一人あたりの売上も数字はいいんですよ。

人員削減が吉と出るか凶と出るか、見守りたいところです。

 

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